今朝のタロット:ケルティック・クロス・スプレッド
ゲェッ、悪魔に死神に吊られた男だと、不吉な!
・・・なんて単純にやるのは大間違いである、と私の解釈書には書いてある。ポジティブに受け止めるなりそこから教訓を得るなりするのがタロットの健全な解釈の仕方だそうである。
- 題:私が他者の前に出ると酷い精神的疲労を覚えるのに対し、如何に対策すべきか。
- 概略
- スート
- 大アルカナ 7
- ペンタクル 2
- ワンド 1
- 大アルカナの数が多すぎる。即ち、長期的な力の継続、大きな力による運命の変化を示す。
- スート
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- ワンドのエースと魔術師がペアになっているのは意味深である。だって魔術師が絵で持っているのはワンドだし。
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- エースが正位置で出るのはいつだって良い事だ。ワンドのエースは創造、自信、勇気、熱意。
- 詳細
- 中央:悪魔正位置(束縛、物質主義、無知、希望のなさ)⇔正義(正義、責任、決断、因果)
- 中央の二つのカードの解釈は、まず対立するか強調しあうか判断するのだが、この場合対立であろう。
- 結論も含めて詳しい意味を判断する。
- 中央:悪魔正位置(束縛、物質主義、無知、希望のなさ)⇔正義(正義、責任、決断、因果)
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- 結論:恋人正位置(他社との結びつき、性的な何か、自己への信頼、価値観の決定)
- 恋人のカードは、人間同士の結びつき、性的隠喩だけではなく、二人の恋人のうちどちらを選ぶか、のような決定を迫るカードでも有る
- 即ち、今までの自堕落、無知、絶望の生活を取るか、過去の因果を清算し、責任と正義の生き方を選ぶか決断せよ、ということであろう。
- 結論:恋人正位置(他社との結びつき、性的な何か、自己への信頼、価値観の決定)
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- 無意識と意識:吊られた男正位置(手放す、逆転、待機、贖罪)⇔星正位置(希望、天啓、惜しみなく与える、平穏)
- 心の表面では希望、平穏が表れていても、無意識のうちに罪の意識を感じているということか。
- なんにせよ吊られた男は不吉なカードではない。贖罪のあとには平穏が来るのである。
- 無意識と意識:吊られた男正位置(手放す、逆転、待機、贖罪)⇔星正位置(希望、天啓、惜しみなく与える、平穏)
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- 過去と未来:ワンドのエース正位置(創造、勇気、熱意)⇔魔術師正位置(行動、自覚、集中、力の発露)
- これほど解釈のしやすい組み合わせはそうないだろう。即ち、過去から蓄えられてきた力が今発現するのである。大吉兆である。
- 過去と未来:ワンドのエース正位置(創造、勇気、熱意)⇔魔術師正位置(行動、自覚、集中、力の発露)
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- 自己と環境:ペンタクルの9正位置(規律、洗練、自己への信頼)⇔ペンタクルのページ(結果を出す、実際的になる、繁栄する、信用する/信用に値する)
- これまた吉兆であろう。即ち、自己を律する様が他者に認められようとする、という事であろう。
- 自己と環境:ペンタクルの9正位置(規律、洗練、自己への信頼)⇔ペンタクルのページ(結果を出す、実際的になる、繁栄する、信用する/信用に値する)
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- 希望と恐れ:死神正位置(終わり、変化、除去、抗えぬ力)
- まさに希望と恐れとしか言いようの無いカードの出方である。決定的な終わりが、自己を別の次元へと押し流す、余分なものを捨てろと迫られる、と言ったところか。そして、死神のカードの解釈では、死は再生を連れてくるもの、とポジティブに考えるべき、とされている。
- 希望と恐れ:死神正位置(終わり、変化、除去、抗えぬ力)
- 総論
- 「闇を捨て光を求めるならば、汝力を得るべし。仮にてめぇが闇にしがみつこうが光を選ばざるを得なくなる。なのでおとなしく正道に立ち返れ。貴様はまっとうな真人間になるし、なれるのだ。それが運命である。」
これだけ大アルカナが出たのでは運命という表現を使わざるを得ない。そして自ら運命に従えば自然と光に向かう、ということであろう。